積みがちゲーマーのゆかいブログ

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『Dishonored (PS4)』プレイヤーの創造力が試されるステルスアクション【感想・レビュー】

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人気シリーズの1作目『Dishonored(ディスオナード)』クリアしました!

オリジナルは2012年発売というやや古いタイトルなのですが、なかなか楽しめました。 

 

こんなタイミングでプレイしたのも、積みゲーをちゃんとプレイしようと始めたノルマ制度のためです。3月末までにこのシリーズ3作品をクリアする予定でいます。

www.taulos.com

 

DL版のセールで1,000円台になっているときに購入したんですが、これはコスパ良すぎ。ステルスが好きでも、ドンパチ闘うアクションゲームが好きでも楽しめる懐の広さがあり、何周もして遊んでしまいました。今回はその魅力を掻い摘んでお伝えしていきます。

 

 

 

どんなゲーム?

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システム的には1人称視点のステルス暗殺ゲームです。全9ステージそれぞれに設定されたミッションをこなしていきます。暗殺ゲームなので基本的には重要人物の無力化が目的となります。

多彩な超常能力とガジェット

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主人公のコルヴォは「超常能力」と呼ばれるものをバリバリに使うことができます。簡単に言うと、MPを消費して繰り出す魔法みたいなものです。

 

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その種類も様々で、遠くの地点に狙いを定めて瞬間移動をする「ブリンク」、壁の向こうの敵であっても見通せる「ダークビジョン」、動物や人に乗り移れる「ポゼッション」、極めつけは時間を止める「ベンドタイム」などなど…。生身の人間である敵を軽くあしらってしまえるような技の数々です。

さらに、飛び道具であるクロスボウやピストルをはじめとしたガジェット類も充実しています。  

 

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また、ステージ上にはかなりの数の探索要素が散りばめられており、コインを拾ったり、人々が書き残したノートやメモ、書物を読み漁ることが出来たりと非常に豊富。中でもボーンチャームと呼ばれるアイテムはプレイヤーのスキル向上に役立つため、それを探して走り回るのも楽しみのひとつ。

 

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何をしても間違いではない、自由な攻略方法

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多彩な能力を持っているため、例えば敵を一人無力化するだけでもいろいろな方法があります。ガジェットで遠くから撃つもよし、屋根に瞬間移動してそのままスルーしてもいいし、高所から襲っても良い。はたまた敵に乗り移って思い通りに操ることもできちゃいます。

そのあたりがいかに創造次第かというところ、ベセスダ自身が動画にまとめてくれていますので、ぜひ見てみてください。

www.youtube.com

 

また、敵だけでなく、ステージに施されたギミックですら、様々な攻略方法が存在します。そのどれを選んでも「正解」。間違いはありません。

 

そしてその自由さはステージ全体にも共通しています。全9ステージごとに設定される目標も、経路の選び方から、その達成の方法ですらプレイヤーに選択肢があります。目標となる重要人物を殺害してもいいし、殺さずに失脚させたり、誘拐してしまうことも可能。

 

目標さえ達成できれば、あとは何をどうやっても自由、というわけです。

 

この自由さがゆえに、「このステージ、あなたならどう解く?」と挑戦を挑まれているようで、プレイヤーの創作意欲を掻き立てます

 

 おすすめは「ハイカオス」「ローカオス」で最低2周プレイ

このゲームには「カオス」という概念があり、敵を殺害しまくると、世界がよりカオスになる=ハイカオス、逆に敵をあまり殺さずに進めば、世界はカオスにならない=ローカオスと変化します。(ただし上がったカオスは下がらない)

カオスの高低はゲームの節々で影響してきます。まわりに殺人鬼扱いをされて一般市民にも敵対視されたり、味方にすら煙たがられたりと散々。

とはいえストーリー的な変化はそこまで大きくありません。エンディングのムービー内容が変わりますが、それ以外はあまり本筋には影響しません。

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その変化を楽しむためには最低でも2周は遊んでおきたいところ。

まずはゲームに慣れるのも兼ねて、1周目はゴリゴリの暗殺者になってハイカオスプレイ。探索要素も豊富なので、そこでしっかりステージをまわっていれば、主要な経路は大体覚えられるでしょう。

そして2周目は、いろいろな変化を楽しみながら、慈悲あふれるステルス&非殺傷のローカオスプレイ。

 

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敵は剣で一撃で仕留めてもよし、首を絞めて気絶させ殺さずにしておくもよし

ちなみに筆者は2周目に、トロフィーのために更に縛りを追加。

誰一人殺さない非殺傷、 誰にも発見されない「ゴースト」、さらには超常能力も「ブリンク(瞬間移動)」のみしか使わないという「ほぼ生身」でプレイしました。

1周目は様々な能力を駆使して敵をほとんど蹴散らしつつ進んだのですが、2周目の縛りを加えるとゲームが全く違うものになります。ただ、そこで気づくのはレベルデザインの巧みさ。ステルスプレイができるように、しっかり経路や敵の配置が練られており、ギリギリのところで上手くいくようにはできています。

とはいえ簡単にはクリアさせてくれないので、試行錯誤の末にやり遂げた爽快感は抜群です

 

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世界観を見事に表現したグラフィックは見もの

f:id:matsusyo:20180302023749j:plainさて、グラフィック面についても少しだけ。もとは2012年発売のタイトルですが、PS4向けとなって蘇った本作のグラフィックはなかなか美しいです。

といっても、全てが写実的に精巧に作られているということではなく、この時代背景やストーリーの雰囲気にぴったり合っており、暗い時代の陰鬱な雰囲気を、その空気感まで見事に表現しています。

 

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主人公は王室護衛艦コルヴォ・アッターノ。なかなかのイケメン。

名の知れた王室護衛艦である彼ですが、ゲーム冒頭から大きな陰謀に巻き込まれ罪の濡れ衣を着せられ、逃亡者となります。ストーリーはシンプルでわかりやすいんですが、味気ないと感じる人もいるかも。

 

気になる点もちらほら

ここまで良かった点を中心にお伝えしましたが、やはりシリーズの1作目ということでまだまだ粗い部分もあるのでしょうか、いくつか気になる点も見られます。

長いロード

本作はぎっちぎちにステージが練り込まれているせいか、ロードにかかる時間は長いです。特に縛りプレイをしていると、よくやり直しになるのですが、その時のロードはほんっとにじれったい。

自由すぎて逆にわからん

これはいい面と表裏一体ともいえますが、何をするにもほとんど自由すぎるがゆえに、思考回路をガンガン働かせてトライ&エラーを繰り返す必要がでてきます。もちろんそれが楽しいところではあるのですが、ずっと続くと疲れてくることもあるでしょう。特に初見の1周目は本当に手探り。

 

だからこそロードの長さは、その試行錯誤の段階の快適さを落としてしまっています。やり直しはしたくない、なぜならロードが長いから。そんな気持ちになることもしばしば…。

キャラデザは洋ゲー慣れしているかで好みが分かれそう。そしてグロい

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これは1作目だからとかではないんですが、見ての通り、まあ大体みんなこんな顔をしています。洋ゲーではおなじみな雰囲気とでもいいますか、なんとも言えないこの感じ。嫌いな人は嫌いかも(笑)

 

あとはグロ表現の耐性も必須です。首とか飛んじゃいますし、ネズミが人間を貪り食う様子なんて、なかなかショッキングな絵面です、無理な方はご注意を。

 

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 まとめ

ユニークな試みがいくつも散りばめられており、合う人にはとことん合うのではないかという本作。試行錯誤しながら自分なりの解を導き出す、そのプロセスに楽しさを見いだせる人であれば、ピッタリのシリーズなのではないかと思います。

 

 

1周のプレイは時間をかけても20時間ほど。必要な経路を把握したあとであれば、1周10時間もあればクリアできてしまうのではないかと思います。

豊富な探索要素もあるので、プレイごとに違った発見をすることができるでしょう。

 

ただし、ロードの長さなどもありストレスフリーではない面もいくつか。試行錯誤を重ねていくようなプレイングを求められる点からも、わりと我慢強さが求められるとも言えるでしょう。

 

ただ、ここまでの話を聞いてワクワクした方であれば、ぜひ手にとってプレイしてみてほしいと思います。手に取るといいつつ、買うならDL版のセールが狙い目ですが(笑)

 

☆ちなみに定価であっても2,200円ほどです!

ディスオナード HD | 公式PlayStation™Store 日本

 

それでは、シリーズ2作目のレビュー記事でまたお会いしましょう!

 

 

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